沈思黙考

過去の目録 2000年 4月   目次に戻る


5月31日(水)

日曜日以外は朝9時過ぎに自宅を出て研究室に行き、夜10時前後に帰宅する(バイトがある日は帰宅11時)。こんな日々が続いていると、さすがに疲労がたまってくる。もともと体力がないせいか、昼間研究室の椅子で30分ほどウトウトすることもしばしば。パソコン作業中に記憶が一時とんだこともあった。薬品の取り扱い中じゃなくて良かった・・が、社会人(僕の場合は教員か)になったらそんな甘いことを言っている暇はないはず。体力が尽きたといって休むわけにもいかない。そこで試しに先々週の日曜日にバットの素振りをしたら、筋肉痛になって3日間腕が上がらなかった。いきなり素振り1000本はキツかったということで、現在はとりあえずストレッチから取り組んでいる(初歩に戻りすぎか?)。


5月30日(火)

大学のパソコンから自分のHPをチェックした。自分のページが外部のパソコンから見られるなんて・・自分のHPが存在するということを改めて実感した。ただ、大学のパソコンはInternet Explorer5.0にWord2000という、自宅とまったく同じワープロソフト・ブラウザのため、文字化けチェックは特にできなかった。


5月29日(月)

リンクの大文字小文字の区別なんか考えていなかったため、ブラウザで見たときにまったくリンクが正常に動かない。3時間かけてやっと修復完了。数人の友人にこのページをチェックしてもらうよう要請した。あとはメールが来るのを待つだけだ。ドキドキ。


5月28日(日)

HPを作り始めて約1月が経った。概要が出来上がった段階で、今日はついにHPを仮公開することになった。BIGLOBEさんに登録して、知り合いに文字化けその他をチェックしてもらおうと思う。友達にリンクを張ってもらって一般公開するのはそれからだ。三国志の漢字は複雑だから、機種によっては「?」「・」としか表示されない漢字もあるだろう。それをカタカナやgif画像に直して見てもらうのである。一部の三国志外字をダウンロードさせていただいた相手にはあとで謝礼メールを送らないと。そこにも無い漢字は自分でつくらないと駄目なんだろうなぁ・・先は長い。


5月27日(土)

汚い話だが、ドクタースランプという漫画があった(昔のほう)。そこに出てくるウ○チはソフトクリームの形をしていた。考えてみると、どんな作品を見ても○ンチはあの形である。が、実際あんな形のウン○を見たことのある人はいるのだろうか。僕はない。トイレで観察するに、あの形を人為的に出すのは不可能ではないか。そこで思うに、僕が昔牧場で見た乳牛のフンが似ているのではないか。あの適度に硬いゲル状物質を真上から落下させると、ウズは巻かないものの、外面上はあの形になる。これがルーツなのだろうか。詳細をご存知の方は是非、御一報願いたいものだ。


5月26日(金)

東京は熱い地方だ。幼年期を東北の福島で過ごしたせいか、僕は汗をかきにくく、体温が体内にこもりやすいのである。そのため、冬場でも常に体はポカポカで、人間カイロなどと呼ばれたりもした。逆に夏場は熱が放出されないため、あっというまに体が火照ってしまうのである。で、東北を旅行したときのこと、一関あたりの東北線の車内で青森出身の鉄道保線のおじさんと会話したことがあった。その時の衝撃のセリフ「仙台より南はあたたかいだろ?」。「はぁ・・?」南国の境界線は仙台ですか?僕の育った福島よりも北ですよ・・・人によって土地の感覚も千差万別である。


5月25日(木)

なんとか婦人の会とかいう看板があった。婦人とは懐かしい響き。「婦人は女+箒だからケシカラン」というトンチンカン(漢字では頓珍漢と書くみたい。知らなかった)な人権団体によって駆逐された言葉と思っていたが。「婦人」が問題なら「男」だって「田んぼで力仕事」の意味なんだから時代にそぐわないのに、当時は変な勢いがあって状況が動いていた。偏っていた事象が平均化するときに、一旦行き過ぎた状態になった後で、あるべき平衡状態に落ち着く。性差別問題もあの時は行き過ぎていたと思う。過冷却の実験で時間に対する温度変化のグラフを思い浮かべてしまうのは僕だけだろうか。


5月24日(水)

学食といえば、高校時代に隠しイベントがあったのを思い出す。発生条件は「ライス」と「味噌汁」を単品で別に頼み、他のメニューは注文しないこと。すると、80%以上の確率で、「かけますか?」と聞いてくる。「はい」と答えると、ご飯を盛った器に味噌汁をかけてくれる。イベント名はねこまんま。発生結果は特になし。ただし、人によって日に日にプライドが低下していくとかしないとか。さすが男子校。卒業後、ねこまんまが正式にメニューとして認められ、食券販売機に「ねこまんま」のボタンができたという噂を聞いて行ってみたがやはりデマだった


5月23日(火)

ボリュームランチというものが大学の学食にある。今日の中身は大盛りご飯に味噌汁、カニクリームコロッケにカレーコロッケ、から揚げにポテトサラダにキャベツにトマトケチャップスパゲティにチーズオムレツがついて500円である。何故こんなに安いのか。実は、これらの具は味噌汁を除き、全てお盆の中に直接まとめてのせてあるのである。見た目は犬飯?味噌汁が別の容器なのがせめてもの救いである。見た目重視のレストランや、洒落たカフェでは絶対通用しない品目と言える。理工学部は男子校みたいなものだから売っているのだろう。僕は食に関しては質よリ量を好むのでボリュームランチはお気に入りだが、これを食べていると、「食事」とは「食べる事」なのだと感じる。料理ではない。人間はただ空腹を満たすために物を食べるのである。500円で毎日ニルヴァーナの境地に至れるとはお買い得だ。


5月22日(月)

最近インターネットの掲示板にまつわるトラブルが多いようである。以前から言われていたように、顔が見えないから酷いことでも平気で書いたり、年齢・性別・職業などを偽って変身した気になっている人が多くなっているということなのだろう。ここの掲示板にもそういう人が来るのだろうか。まあ、初対面でいきなりタメ口を叩くような人は現実世界でも信用できませんけどね。


5月21日(日)

相変わらず神の国発言が尾を引いている。が、鳩○は正気なのか疑ってしまう。景気がいい時代で経済のことを考えなくてもいいならわかるが、不祥事追求なんてやってる場合だろうか?首相が「日本を神の国とする」という法律を作ろうと言ったなら批判はわかる。が、別にあくまでも個人的見解であり、首相方針ではないのである。公人として注意不足というなら、そこだけ注意すればいい。今は景気対策のほうが大事だと思うのに、これでは所詮、選挙に向けてのリップアピールと思われても致し方ないことである。


5月20日(土)

この日は学科の新入生歓迎オリエンテーションで、信濃追分にあるセミナーハウスにいった。昼間からスポーツする機会は滅多に無いので、とりあえず金属バットで素振り150本+テニスラケットで素振り1000本ほどやってみた。その結果、手の皮は破れ、筋肉痛になり、素振りだけで実際の野球やテニスはできなかった。本末転倒である。過ぎたるはなお、及ばざるが如し。


5月19日(金)

今日は所属していた(している?)サークルの例会の日。実験があるから例会に参加はできないが、例会前に顔だけ出して新入生を見てみたいと思い、研究室から少々抜け出した。3年生も幹事としてしっかりやっているようだし、1年生もちゃんと来てくれている。レジュメもなかなか面白そうなものだ。2年前に自分が会計をやっていた頃を思い出し、「老兵はただ消えるのみ」という言葉が頭をよぎった。演義で関興らの活躍を目の当たりにした趙雲の気持ちである。


5月18日(木)

一死満塁を逃すとは・・あれが最初で最後のチャンスだった。試合の流れから考えて、あそこで勝てなければジャイアンツは負けるだろうと思ったが、実際そのとおりになった。一昔前であれば、高村みたいな俊足バッターがゴロを叩いてゲッツー崩れでサヨナラというパターンもありえただろうに。いっそ、ガルベスを代打に送れば、満塁ホームランを打ったかもしれん。つくづく、試合の流れとは恐ろしいものと感じた。


5月17日(水)

朝のワイドショーで、17歳女性が26歳女性の耳を切り落とすという話をやっていた。うーん、恐ろしい話であるなぁ。最近は突然頭に毒電波が飛んできてバスジャックしてみたり、殺人する少年がいるようだが、それとは明らかに異質だ。「殺してみたく」て殺人をした少年の方が、「ムカついた」から耳を切った少女よりまだ理由になっているし(まあ、この場合はどっちも凶悪犯罪に違いないのだが)。


5月16日(火)

高校野球道(2回目)をプレイ。前回は早稲○学院(西東京:新設校)で12年やった(途中でうっかりデータを全部消してしまった)のだが、今回は設定を難しくするべく、強豪校の多い神奈川で、監督歴1年で新設校スタート。名前は「神威」。3年目にしてついに横浜高校を決勝で破り、夏の甲子園出場。が、甲子園では初戦の天理(奈良)戦で0−8で惨敗。全国の壁は厚い。


5月15日(月)

三国志特有の外字をどう表現したらよいのだろう。例えば、魏の将軍張コウである。字形をあわせて「合β」とする方がよいのだろうか。それとも、「合におおざと」と国語的解説の方がよいのだろうか。パッと見のわかりやすさでは前者だと思うが、どうも僕は気に食わない。ただ、後者の場合は説明的で一部の人にはイメージしづらいのではないかとも思う。十人いて十人に満足してもらうというのは難しいものだ。


5月14日(日)

今日は母の日。カーネーションの鉢植えでも買ってこようかな。バレンタインデーにしても、母の日しても、チョコ屋と花屋の陰謀説を唱えている人がいるが(まあ実際その確率は高いが)、別にいいような気がしてきた。もともと日本人はそうやって他人に何かを伝える能力に乏しいわけだし、普段は言えないことでもこういうイベントによって告白できることもあるだろう。それにしても、日本中に肩叩き券を流行らせたカツオ君はすごいものである。


5月13日(土)

自分が思い込んだ思想を盲目的に信じ込んでその他の理論を受け付けない人間は大嫌いである。そう僕は思っていた。が、自分が信じる「完全な理論に基づいた・・」という概念も一つの思想であり、その意味では僕は非理論的な思想家達を笑うことはできないのではないか。現代の自然科学だって、過去の経験則から導き出した仮定に過ぎず、その法則を盲目的に信じ込んで発展したのが現代社会なのだし。だからこそ僕は幽霊を笑えない。たとえO槻教授に笑われても。何が正しくて何が間違っているかなんて誰にわかるのだろうか。


5月12日(金)

巨人のあの負けっぷりは何だ?ガルベスの乱調はエラーがらみで同情の余地がある。元木のエラーで4点とった阪神に対して、田中のエラーで点を取れなかった時点で負けは覚悟していた。が、8回裏の7点は何?それなりに緊張感のあった試合を台無しにして!いい試合展開なら負けてもスッキリするが、あの負け方には納得いかない。8回表の高橋VS遠山までは見られた試合だったのに、最後の最後でヘボ試合にするとは阪神ファンにも申し訳が立たないのではないだろうか。もし巨人が相手のヘボプレーにつけ込んで大勝しても嬉しくないし。


5月11日(木)

塩沢兼人氏が亡くなられた!?帰宅して朝刊を読んでいるときに記事が目に入った。おかしい、まだ塩沢氏は若いはず・・事故死?彼の声を知ったのは、ビックリマンやヤダモンだった。それ以来、漫画などでちょっとキザで優男風(たまにオマヌケ)な役どころがあらわれると、僕の頭の中では全て塩沢氏がキャラの声をあてていた。コナンの白鳥さんなんか、僕から言わせるとまさに真骨頂だった。後任人事も大変だろうが、まずはご冥福をお祈りしたい。しかし、青二は2月の新山志保さんに続き、またしてもこのようなことが起ころうとは・・・


5月10日(水)

本日、池袋駅の埼京線ホームでガングロ女子高生が階段に座り込んで何かを食べながら談笑していた。が、彼女達の会話を耳にしたとき、僕は思わず耳を疑った。「これさぁ、私が漬けた梅干なんだけどぉ」・・何いッ!?いや、確かに良く見てみると食べているのは赤くて丸いもの。「あんま酸っぱくないじゃん」・・嘘!?僕の聞き間違いじゃあないかしら。でも、確かにそう聞こえたし、梅干のように見えたし。深く考えれば考えるほど理解不能に陥った僕は混乱状態のまま山手線ホームに向かうのだった。いや、別にガングロ女子高生が駅で梅干食べちゃダメというわけではないんだけど・・


5月9日(火)

レッツ&ゴーとかいうミニ四駆のアニメのビデオを見た。ミニ四駆って自分の意志で曲がったりしたかな?あのキャラ全員小学生?などというツッコミを抜きにすればスポ根系(?)アニメとして結構面白かった。でも、確か僕が小5のときにミニ四駆がやはり流行っていた(僕はアバンテの黒いシャーシが好きだった)が、そのときにも似たような漫画があったような気がするのだが、気のせいだろうか。知っている人はご一報を。


5月8日(月)

研究室で酸廃液の入ったタンク(18Kg)を持とうとして体をひねったら腰を痛めた。どうも体が弱い。確かに、握力20に背筋80というのは22歳の男性とは思えない(下手したら小学生より弱いかも)。せめてそれぞれ1.5倍くらいにはしたいものだ。が、とりあえず生きてはいけるんだし、腕力ってそんなに必要なのだろうか・・


5月7日(日)

この前の清原のホームランを見て昔を思い出した。自分が小学生だった頃、清原が西武にやってきた。当時の清原の印象は、右方向に打つのがうまい巧打者というものである。決して無理に引っ張ったりはしなかった。今のイチロー同様、あくまでヒット狙いで、その延長がホームランというものである。そう、何となく右打ちが落合に似ていた。しかし、気づくと清原はホームランバッターと呼ばれていた。何故?見るとスイングも俗に言うパワーヒッターのそれに変わっていた。そして今の惨状がある。誰が清原にフルスイングを勧めたのだろう。西武のコーチだろうか。でももう過去はいい。清原は以前のアベレージヒッターに戻れるのだろうか。そこで以前江川が「清原を4番にするな」と言った意味がわかった気がした。最初から清原はホームランバッターではなかったのだから。


5月6日(土)

例のバスジャック少年は三国志や信長シリーズの愛好者だったそうである。以前、凶悪犯罪の影に格闘漫画やホラー映画があると手ひどく叩かれた経緯があるが、今回も似たようなことになるのではないだろうか。ちなみにゲームでは敵兵を一兵たりとも生かさない皆殺し戦法をとっていたとか(・・僕もそうだったするが)。それにしても、事件の原因を何か特定のものに一本化しようとする報道の姿勢は何年経ってもそれが間違いであることに気づかないのだろうか。今のところゲームバッシングは起こらなさそうであるが。


5月5日(金)

高校時代の恩師が以前おっしゃられた言葉を思い出した。「教育者は五者でなければならない。それは芸者・易者・医者・役者・学者である」と。授業はエンターテイメントであるから教師は芸者でなければならない。教師は生徒の未来を担うので易者でなければならない。教師は生徒の日常を管理する立場にあるので医者でなければならない。教師と生徒は同格ではない以上、教師は規定に従わねばならず、生徒に本音を話してはいけない場合もあるので役者でなければならない。そして当然のごとく、教師はその道の探求者、つまり学者でなければならない。現在僕は教員になる前の訓練のつもりで塾講師のバイトを続けているが、10数人を相手にするだけでも五者を保つのは容易ではない。それが40人クラスではどうなるか。いつも恩師はニコニコしながら楽しい化学の授業をしておられたが、その裏にある努力が当時の僕には見えなかった。いつかは並べる日が来るのだろうか。・・・あ、この文だと先生が年寄りに見える。ちなみに恩師は当時まだ30後半の若手でした。(うちの高校は教員の平均年齢が55歳前後で定年が70歳なので、40でもバリバリの若手扱いなのです)


5月4日(木)

パワプロのサクセスモードで新キャラ新庄童夢を作る。球速160kmでナックル7を持つ右アンダーの投手である。ただし、原作同様21時には帰ってもらうため、スタミナはD(先発なのに)。COM相手には無敵の強さである。・・が、なんだか物足りない。童夢は童夢でいいとして、やはり僕としては西山や柏田で何とかベイ打線を抑えていく(打線では一番横浜が苦手)方が楽しい気がした。ガルベスは負け運だし、リリーフ陣はランナー×、ピンチ×だけど、それが今のジャイアンツなのだから。


5月3日(水)

履歴書には過去の経歴や資格を書く欄がある。ここで、行ってもいないのに東大理T卒と書いたら当然詐称で犯罪となる。では逆に、あるものを書かなかった場合はどうなるのだろうか。英検3級とか、あっても自慢にならないものは誰も書かないだろう。では、中退などの過去を書かなかった場合はどうなるのか。本当は○大に2年いて中退し、×大に入った場合、○大のことを書かずに2年空白にして「浪人して×大に行きました」といった場合である。この場合は嘘をいっているので駄目だが、追跡調査はできるのだろうか。偽東大卒なら東大に問い合わせれば一発だが、履歴書の空白部分にその人が何をしていたかなんてわかるはずがない。実は企業の人事部には007に匹敵する諜報機関があったりして(笑)・・・


5月2日(火)

旭化成の広告を見た。「イ ヒ!」というやつである。ちなみに僕のハンドルネームも化学の化の字からとったのだが、高校生のときから使っているので僕のほうがはるかにキャリアが長い。が、先に公式に認定されているのは向こうなので、もし商標登録とかで争ったら僕は負けるんだろうな。でもまさか、「いひ」をモチーフにする人が僕以外にもいたとはショックである。絶対いないと思ったのに。


5月1日(月)

またアンチ巨人がいた。彼らの言い分を聞くと、金権とか、ナベツネとかの話しかしない。実際に戦っている選手の評をする人があまりいないようなのだ。昔、自民党の独裁時代に、野党は自民党の政策に異議を唱えることが野党の役割と勘違いし、ただのアンチ与党集団と成り果てたことがあった(無論、現在は違うと思う)。その結果、実際に政権を握ってみると弱さが露呈して自民の逆襲を簡単に許した経緯があったが、それに似ている。自分の意見も確立せずに文句、悪口を言うのは所詮3流である。ちなみに、「どうしたら巨人は変わるかな」と聞いてみたところ、「ナベツネが辞めればいい」と言っていた。「辞めた後、どうするか」と聞いたら「ナベツネじゃなければ、何か変わるでしょ」と言っていた。具体的な構想の無い理念など、ただの夢想に過ぎないというのに・・・
彼らとは一生かかっても理解しあえそうにないなぁ。

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