演義編 董荼那 トウトナ

南蛮王孟獲の配下で、第二洞の元帥。

南蛮に攻め寄せた諸葛亮を迎撃するために、阿会喃・金環三結とともに手分けし、5万の兵で左から進んだ。が、諸葛亮にたきつけられた趙雲・魏延が地元住民から間道を聞きだしたからさあ大変。魏延の夜襲を受けると同時に、正面から王平に攻められ敗退。敗走の途中に張嶷に生け捕られた。

諸葛亮の面前に引っ張られるが、縄を解かれ酒食や衣服を与えられたため、泣いて喜び帰還した。しかしこれは諸葛亮の策略だったのである。諸葛亮がそんなにやさしいわけが無い

馬岱が夾山峪を占拠し、これを攻撃した忙牙長が討たれたので、董荼那が名乗り出て馬岱を攻撃することになるが、馬岱に「命を救われながらまた背くとは、恥知らずめ」とののしられたため戦わずして撤退した。だったら最初から馬岱を攻撃するなどと名乗り出なければ良かったのである。

帰陣した董荼那は「馬岱は強くて歯が立ちませんでした」と子どもの言い訳並の弁明をしたので、激怒した孟獲に殺されそうになる。他の酋長の命乞いにより、杖による百叩きの刑となる。

そのあと孟獲の謀反に懐疑的な酋長達にたきつけられ、孟獲を生け捕りにしたまでは良かったものの、諸葛亮が孟獲を再び開放した(ひどすぎる)ため、帰還した孟獲に呼び出されて斬り殺され、谷間に棄てられた。合掌

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