演義編 黄 コウエン

後漢の太尉。司徒楊彪と共に董卓の洛陽遷都を諌めたが、董卓の怒りに触れて庶民にされた。演義の董卓の暴虐性から考えて、庶民にされたのは奇跡に近い気がする。のちに司馬校尉に復帰し、司徒王允の董卓誅殺計画に参加する。

董卓の死後に李カク・郭が長安を落とし、献帝を奪い合う騒動の最中に死亡した。

ちなみに黄の息子は黄奎といい、馬騰と組んで曹操を謀殺しようとしたが、妾の李春香にもらしたため発覚し、馬騰ともども処刑された。

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