沈思黙考

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1月31日(水)

うちにハムスターが来る。妹の友達のハムスターに子供が生まれたので、分けてくれるそうだ。非常に楽しみである。疲れているので、今日はここまで。おやすみなさい。


1月30日(火)

校則について考えてみた。僕は小学生の頃から校則・体罰容認派だった(昨年の10月日記にも書いた)ので、「校則反対」を叫ぶ同級生を片っ端から論破して校則容認派に改心(洗脳?)していたのだが、これほど「しつけ」が叫ばれているご時世でも校則反対派は多いようだ。そこで考えるに、現在の校則の不備は「先生はいいのに、生徒は駄目なの?」という点に応答できないことである。多くの場合、校則は生徒対象であり、教員には別の内規が適応される(多分、生徒はその存在を知らない)。
学校は「学生・教員・事務」が一体として機能する期間であるから、その批判を無くす為に「学校全体」に効力のある校則を制定すべきではないか。例えば学校全体を禁煙にするとかである。「職員室での喫煙」は「大人はいいのに・・」の批判の的であり、教員もまたそのことで教員室を神聖不可侵のものにしているきらいがある。
これを撤廃すれば生徒の感じる差別感は減少するであろう。生徒に厳しい規則を指導するなら、まず自らが襟を正さねばなるまい。そういう意味でも「教員」に変な優越感を感じ、あぐらをかいている無能な教員に研修・退職を勧告する今の教育委員会の姿勢はいいと思うのだが・・一部の教員は「管理強化」とか「ヒトラー的」とか反発してるそうな。安保時代の人はこれだから。


1月29日(月)

新聞に載っていた話であるが、戦前の理化学研究所を発展させた仁科博士の手紙を読んで愕然とした。博士が旧制高校時代に弟に送ったものだそうだが、「試験前ににわか勉強をするのは、己の学力なきものを、あるように教師に見せるものなれば、大なる悪事なり、大詐欺なり・・かくて勉強するも、直ちに忘れて何の用もなさず・・」とある。新聞のコラムの人も云っていたが、自分にとっても耳が痛すぎる。やはり継続的な勉強が効果的ということか。確かに、学部時代に毎週レポート(しかもテストもある)という授業があったが、とても印象に残っている。学生には酷でも、毎週課題を出した方が、学生の身にはつくものだと再認識した。


1月28日(日)

新聞を読んでみると、「首都圏に大雪(実際に大雪警報が発令されたけど)。東京で7センチ」とあった。「大雪警報」の結果が7センチで、「大雪」として扱われてしまう。東京は本当にもろい都市であると再認識。とは言っても僕の身体もずいぶんと東京にカスタマイズされてしまった。昔のように雪道をすいすいと歩くことが出来なくなっていたのである。ショック。ゆっくり歩かないと滑ってバランスが取れない。情けない。寒さへ耐性がそんなに失われていないのが、唯一の救いであろうか。


1月27日(土)

昨日の話ではあるが、現時点で僕の頭に強く残っている思念なので、ここに書くべきであろう。別に日記じゃなくて、「沈思黙考」 だし。昨日サークルの先輩方と焼き鳥+日本酒を飲みに行き、2次会としてUG兄の家でまったりとしていたのだが、そこで僕は「風雨来記」を初めて見た。名前は知っていたが、要するにルポライター(?)の主人公がバイクで北海道を旅しながら写真を撮り、少女たちと交流を深めるゲーム話・・なの?違うかも。とにかく見た感じはそんなところ。バイクで北海道を移動(しかも道路も風景も実写)という観光気分に浸れる良いゲームだと思った。キャラも、実写と重ねても違和感が薄いデザインだし。ただ、僕がプレイしたときは問答無用で趣味に走りました。出会いの地、摩周湖で女の子の写真ですか?いえいえ、日本最北端の駅である稚内駅の写真を撮りましょう。次の行き先は冬ちゃん(登場ヒロインの一人だと思う・・)が居る釧路ですか?その前に旭川駅と釧路駅を撮りましょう。ああ、旭川に着く前に体力ゲージが無くなる!「いや、真の『鉄』は気合と根性で頑張るのです!!」基本的に僕は人間(2次元キャラだけど)の写真は撮らないのです。あくまで電車と駅と自然のみ。・・プレイスタイルが決定的に違う気が。


1月26日(金)

先日、塾の講師室で次の授業の予習をして頭をひねっていたら、受験生が理科の質問をしにやってきた。考え事をしている最中だったので、そのまま「ハイハイ」と椅子を90°回転して応対していたら、「先生〜、足くんで生徒と話すのは感じ悪〜い」とたしなめられてしまった。そう。足を組んで考え事をしている体勢で横を向いたからそうなってしまったのである。突然声をかけられたからとはいえ、自分の行動を配慮できなかったのは痛い。生徒に言われて始めて気付いたのである。常日頃から身を律さないと駄目であるなぁ。


1月25日(木)

ああ、ドリキャス生産停止。先月購入(中古だけど)した僕の立場はどうなってしまうのかしらん。やはりセガサターンとドリームキャストの互換性が無かったことが大きかったに違いない。ソフトメーカーもドリキャスの新作に力を入れなくなるだろうし、2年もしないうちに消えてしまう恐れもある。考えてみれば、セガサターンも似たような運命だった気がするが、ゲーム市場が統一されるのは、ユーザーにとってある意味で良い事なのかもしれない。ハードで迷う心配が無いという点においてはだが。でも、独占禁止法とか関係ないのだろうか?


1月24日(水)

塾の生徒の私立推薦の結果が出始めている。自分の担当している生徒(僕は理科の担当)は都立受験がほとんどだから結果が出るのは一ヵ月後であるが、この時期は毎年胃が痛くなってくる。少なくとも自分の講義・テクニックを信じてテストに望んだ生徒が不合格になると、自分の無力さが身にしみるのである。ああ、自分の教え方がふがいないばかりに生徒が落第してしまったと。もっとも、毎年その悔しさをバネに「よりわかりやすく、面白く、時間内で的確な授業をする」ように心がけているが、自分の失敗が他人に影響する教員という職業は本当に大変だと思う。


1月23日(火)

速達が来ることになっていた為、一日家で待機。すると昼前に速達が届いた。妹の高校からの合格通知である。とりあえず中学校に電話して報告しておく。が、高校の単願推薦とはこんなに簡単にいくものなのか。僕の場合は私立一般の一本勝負だったからもう少し緊張感があったのだが。結果も翌日に速達で来るし。あの掲示板の前で番号を探すときの気持ちは一度は経験すべきだと思うのだが。年寄りのひがみか・・時代は変わりけり。


1月22日(月)

起きたら昼だった。しかも妹が帰宅している。・・そうか。今日は受験の日だったのか。推薦受験だから面接だけらしい。試しに「どうだった?」と聞くと、「まあまあ。落ちたら嫌だな」と無難な答え。そこで「面接待っている間、暇じゃなかった?」と聞くと、「大丈夫。待っている間、そこの先生とT○HEARTやKAN○Nの話で盛り上がってたから」とのこと。どういう高校だ・・っていうか、そんなのでいいのか?


1月21日(日)

本日はバイト仲間2人の送別会で飲みに言った。が、3000円コースにしては大量の食事が出てきた(しかも結構美味しい)ため、ついつい食べ過ぎてしまい苦しくて動けなくなってしまった。僕の場合、飲みすぎてヘロヘロになることが無い代わり、食べ過ぎてヘロヘロになることが多いようだ。で、帰りに仲間の家で深夜までダベる。ドリキャスのPSOを見せてもらったが、気に入った。PSOの評判は別ルートでも知っていたが、実際に見てみると予想以上に良い。もう少し製品情報を調べてみよう。そして車で送ってもらい3時に帰宅。


1月20日(土)

日本人はお米族(謎)。というわけで僕はパンよりも圧倒的に米が好きなのだが、特にタイ米が好きなのである。以前日本で米騒動が勃発した時に緊急輸入されたアレである。あの騒動ではタイ米はまずい米とされていたが、僕は逆にタイ米は日本米より美味しいと感じたのである。カレーやチャーハンに日本のベタベタした米はあわない。タイ米のあの一粒一粒単独で切り離せる感覚がいいのである。一時期は在庫処分のように1キロ数十円というアホみたいな値段で売られていたため、ありがたく買い込んだのだが、最近はどこにも売っていない。どこかで安く売っていないものだろうか。・・考えてみると、僕の味の趣向は世間とズレまくりのようだ。


1月19日(金)

メーヤウと言うカレー屋がお気に入りなのだが、最近あることに気づいた。メーヤウでカレーにかけて食べると美味しい「プリックナンプラー」というものがある。青色唐辛子をナンプラー(東南アジアの魚から作った醤油)に漬けたものである。これは単品でご飯と食べても美味しいのである。和風に言えば、要するに辛子と醤油だから白米に良くあう。タイ米にも良くあう(ちなみに僕はタイ米好き)。また今度食べに行こう。


1月18日(木)

妹が高校に願書を提出に行った。そうか・・僕が高校受験を終えてから8年になるのか。早いものである。高校受験以来、まともな受験勉強というものはしたことがない(最近少ししたかも)ので、あのときの緊張感と言うか、切迫した気持ちはもはや忘れてしまったが、塾の生徒の様子を見ていると何ともいえない昂揚感が全身から伝わってくる。ああ、若さだなぁ。とりあえず吸収しておこう(爆)。


1月17日(水)

阪神大震災からちょうど6年が経過したようである。あの頃は僕のジンクスが嫌なくらい的中していたので気が滅入った時期であった。すなわち、僕が風邪を引き学校を3日以上欠席すると必ず事件が起こるのである。赤痢で移動教室を休んだときには「中森明菜自殺未遂」、部活の合宿を風邪で休むと「広島の津田死去」、インフルエンザのときには「阪神大震災」「オウムの麻原逮捕」という具合である。病床で新聞を開くと、必ず1面にデカデカとした記事が載っていた。いつもは一面ぶち抜きの記事なんて載らないのに・・
単に僕の病欠が多いからと言うだけの気もするが。


1月16日(火)

音楽作りに凝ってしまったため、音楽小箱に一曲追加してしまった。これまでは日本の昔の曲ばかりだったので、「蜀人気質」にちなんで三国志関係の曲を選ぶことにした。光栄の三国志Vの中で僕が好きな曲の一つである。本命は別なのだが、ちょっと難しい曲なので、簡単そうなこちらを先にすることにした。またまたサブコンテンツが充実していく・・


1月15日(月)

ああ、メインコンテンツが更新される前に、またわけのわからないサブコンテンツを立ち上げてしまった。完璧に軌道修正案を自分で無視している。良くない傾向である。大掃除のゴタゴタでうっかり正史の資料の一部が荷物にまぎれて行方不明になって以来意気消沈していたのである。言い訳に過ぎぬとわかっていても・・頑張って資料探しからやり直すしかないのか。うむ。今度こそやるべし。


1月14日(日)

カロリーメイトのココア味が出たので飲んでみたが、あまり美味しくない。コーヒー味もまたしかり。僕は純粋に、元祖のチーズ味(?)というか、○○味と書いていない缶が好きだったのだ。最近はどこを見ても売られているのを見たことがない。大体コーヒー味である。カロリーメイトの缶飲料自体、売っているのを見るのが少ないのは残念である。あんなに美味しいのに。・・といっても、僕が好きな飲み物(ドクターペッパーとか)は世間では評判が悪いことが多い。実に不可解である。


1月13日(土)

単身赴任中の父から電話がかかってくる。と、すごいけんまくで、「今すぐテレビをつけてみろ」と。・・ああ、これね。父はこの手の番組が大好きなのである。というわけでインディペンデンス・デイを見る。父はランボーとか、レッドオクトーバーとか、とにかくヒーローが敵を倒していくという活劇ものが好きなのである。シュワルツネッガーが潜水艦(戦艦?)の中でゲリラを蹴散らす映画とかもビデオで何本も見た。それはともかく、アメリカの映画は頭を使わずに見て楽しめるから良い(良くも悪くも)。大統領が戦闘機に乗って異星人を撃ち落すのもお国柄だろう。森首相が自衛隊機で国を守る為に出撃する作品を作ったら批判が出るだろうに、大統領がやったら歓迎されるというのも妙な気がするが。


1月12日(金)

成人式の日に騒いだ5人が出頭して逮捕。あんなに新聞で騒がれるとは思ってもみなかったようで驚いて出頭とのこと。その潔さは良しとしよう。しらばっくれようと思えば逃げ通すことも出来たであろう状態だったので、正直実際の逮捕者が出るとは思わなかった。東京だったら出頭しなかったかもしれん。ただ、これで来年以降は少しは騒ぎも収まるのだろうか。法の抑止効果に期待する。


1月11日(木)

成人式でクラッカーを鳴らした新成人が起訴されたようである。毎年うるさい成人式が全国で展開されていたが、ついに行政側が強い手段に出たようである。教育現場でも「問題児の教育」より「真面目な生徒の環境」を優先させる為、改善指導に従わない生徒に出席停止処分を下す学校が多くなっているようである。異端児狩りに悪用される可能性もあるが、多くの場合について考えれば、これで先生が本来の授業に専念することが出来、真面目な生徒の為にはなるであろう。


1月10日(水)

塾でテストの監督している間に暇だったので僕もやってみることにした。・・が、英語が92点。ひどい。中学生の英語で間違ってしまった。考えてみれば、大学に入学して以来、科学英語は習ってきたが一般英語はまったく習っていなかったのである。よって、「get on」の意味を長いこと忘れていた。だってこんな熟語を使う機会なんてないんだもの・・


1月9日(火)

ドリキャス版月華の剣士をプレイ。おお、プレイステーションのサムライスピリッツのときは操作性が最悪だったのが、少しは操作しやすいコントローラーになっている。ただ、僕の腕が下手なせいか、押していないはずなのに十字キーの上が入ってしまい、不必要にぴょんぴょんジャンプしてしまう。接戦では命取りである。腕を磨かねば・・(コントローラーが1つなので対戦が出来ないが)


1月8日(月)

成人式だそうだ。懐かしい響きである。とはいえ、僕のイメージでは成人式は1月15日であり、ハッピーマンデー法案はいまいち僕の中では浸透していない。というか、「ハッピーマンデー法案」という名前もどうにかならないものか。漢字が長いと難しいイメージを与える可能性があるのかもしれないが、何でもかんでもカタカナやひらがなにすればいいものではない。漢字の重厚さが必要な部分もあると思うが。


1月7日(日)

ついに東京に雪が積もった。東京が白で覆われる。僕は雪が大好きである。雪は全てのものを白で覆ってくれる。また、僕は夜も好きである。夜、漆黒の闇。夜は全てのものを闇の中に溶け込ませてくれる。雪の夜。闇の中に白い世界が浮かび上がる。雪の夜はいいなぁ。


1月6日(土)

というわけで本日は朝の3時に目が覚めた為、そのまま頑張って起きてみた。が、塾での10時間勤務をこなすには少し厳しかったようで、夕方過ぎには体がふらふらしてきた。授業が終わって帰宅しようと思ったら、同期の先生が今日で塾を辞めるという話を聞いたので仲間内で送別会をやることになり、結局午前様になった。女子学生でこのご時世に無事就職できたそうで何よりである。しかし、うかつなことに帰宅してすぐ眠ってしまった為、ラジオ番組の録音をし忘れてしまった。残念。


1月5日(金)

塾での毎日10時間勤務は僕の体力を根こそぎ奪い(気力は保っている。日頃から根性の精神は忘れない)、帰宅して着替えた瞬間、そのまま布団に倒れこむようにして眠ってしまった。夜の9時。・・で、ついさっき目が覚めた。朝の3時。うーん、早寝早起き。(ナニカチガウ)


1月4日(木)

夢を見ていた。学校からの帰り道、何故かタクシーに乗っている。途中で降りて川沿いの田舎道を歩く。と、道幅が狭くなっていてあたかも山道のようになっている。すると目の前が藪になっていて、くぐらないと通れそうに無い。前傾姿勢で藪をくぐろうとすると、足が何かに絡まって転んでしまった。藪の中だから当然虫がいる。背中を何かが這う感触がある。僕が生物界で最も忌み嫌う蜘蛛である。声にならない悲鳴をあげた僕はハッと我に帰って布団から跳ね起き、目が覚める。今年見た初めての夢。最高に嫌な気分である。何かの暗示であろうか?・・そういえば、フロイトの解釈って必ず性と結びつけますね。


1月3日(水)

本日から塾のバイトが始まった。が、昨年末に引いた風邪が治らぬまま授業を行うこととなった。熱があったり病原菌を抱えているわけではないので、生徒に不安を与えることは無かったと思うが、ノドの調子が悪い状態で4時間も講義を行うとノドの炎症がかえって悪化してしまい、治るのが遅くなってしまう。とはいえ、声を抑えて授業をすると単調になって生徒に不満を感じさせてしまう。難しいところだ。


1月2日(火)

本編の蜀人紹介を更新しないのに、趣味のゲームの紹介を更新してしまった。予想通りページの雰囲気がずれ始めてきた。何とか軌道修正しなければなるまい。新世紀早々大ピンチである。(というか、自分のせいである)


1月1日(月)

21世紀の幕開け。近くの神社に除夜の鐘を聞きに行きつつ初詣。本来は風邪だったので寝ていたかったのだが、妹が行きたがっていたので、その警護の為僕も付いていくことにする(両親は田舎に行っている)。初詣に行くのは数年ぶり。地元の神社だったので、小・中学校時代の知り合い数人に会うことが出来たのでよしとする。僕はあまり人が多いのは苦手なので参内の列には並ばず、列の端っこでボーっと見ていたが、新年の雰囲気を味わうことが出来た。とてもよい気分で新年を迎えられた。

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