沈思黙考

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11月30日(金)

教職の人と話しているときに、「下の者(後輩とか)にタメ口をされると腹が立つタイプは教職には向かない」という話が出た。確かに、先生というのは生徒に陰口を叩かれて当然の職業である。生徒に気安く呼ばれることも多かろう。それでいちいち腹を立ててはやっていけないのである。ごもっとも。
もっとも、僕はあまり下の人に萎縮されるのは嫌いなので、タメ口もそんなに気にしないほうである。むしろ、中学のとき部活の後輩に「部活会議の時を除き、僕を先輩と呼ぶのを禁止する。ただし、呼びたい人は構わない」という規則を作ったくらいである。会議という公のときは立場をしっかりとし、部活中の私のときはゆるめる。これができないから後輩を下っ端と勘違いする輩が出るのである。球拾いはあくまで練習の一環に過ぎず、1年生の劣等性を示すものではないのに。


11月29日(木)

これまで魏の張コウの「コウ(合β)」の字はペイントで書いたあとjpeg形式に圧縮して画像ファイルとして置いていた。が、最近読んだ本によると、文字のような色の数が少ない画像に関してはgif形式の方が圧縮率も変換の具合も優れているという。試しに漢字の画像をペイントからgif形式で保存したところ、見た感じもファイルのサイズもgifの方が優れていることに気づいた。お絵かきサイトとかならjpegの方が良いのだろうが、うちは漢字なので、gifの方が適していたのである。よって、これからサイト内にある全ての漢字ファイルをjpegからgifに変換しなければいけない。またまた更新が面倒になってしまうが仕方あるまい。


11月28日(水)

本当に久しぶりに蜀人列伝の更新である。メインコンテンツのはずなのに半年近く放置され、「魏延の野望」とか「蜀史年表」とかサイドストーリーのほうに忙殺されていたが、蜀人列伝こそがこのサイトの本領。今年中にあと2〜3人は仕上げたいところである。レポートの山がいったん片付いたので、これからの一週間は少しノンビリできる。とっても、しあ早稲田。


11月27日(火)

高校三年生を教えているが、この時期の受験生は非常にピリピリしており・・と思ったのは最初の数分。最近受けたセンター模試で高得点をマークし、気持ちが緩んでいるようだ。そこでちょっとイジワルして難しめな問題をチョイスしてやらせてみたところ、見事に玉砕し、油断していた自分に反省した模様。授業の終盤にはいつもどおりの顔つきに戻っていました。が、僕が出した難問というのが、実は高校入試の問題(僕の母校の過去問)だったことは秘密。空間図形に関しては、高校入試も大学入試も結構似た問題が出るんですよね。ベクトルや三角比を使わなくてもできる大学入試問題なんてのもありますし。


11月26日(月)

ご存知の方も多い(?)が、僕は大学に入ってから6年目(院も含む)になる。その間僕は登校するときに毎日スーツ(orブレザー)姿で通しているのである。理由を聞かれても困るが、スーツに慣れているのでもはや違和感は感じていない。
ところが今日は野外実習だったので動きやすい軽装で登校した。門のあたりで友人に会ったので声をかけたところ、
 僕 「おはよ〜、○○君」
友人「・・・?」
いぶかしげな顔で僕を見ている。そして数秒経過。
友人「・・ああ!伊比君か!!ごめん、気づかなかった」

どうやら、私服の僕は僕と認定されていないらしい。


11月25日(日)

今日は休み〜・・と思っていたら、土曜日の塾バイトのときに「明日も来てね」と言われた。日曜授業のようである。というわけで午後から塾に出かけ(急なことで予習を全くしていなかったので、かなり早めに出かけた)、帰宅したのは22:30だった。せっかくの休日のはずだったのに、体力がほとんど回復できていない。この状態で今週一週間を乗り切るのはつらいなぁ。


11月24日(土)

昨日行った東大三国研の展示を見て、南蛮燃えになってしまった僕は、今やっている簡雍と羅憲の紹介が終わったら南蛮武将をどんどんやっていこうと決意するのでした。南蛮武将は基本的に演義にしか出ないから資料探しもラクだし、突っ込みどころ満載だからコメントも付けやすいし、なにげに人気が高いキャラばかりなので、久々の更新にはうってつけである。今月中には簡雍だけでもアップしよう。


11月23日(金)

本日は東京大学教養学部(だったかな)で開催された駒場祭に行った。目的は東大三国研の視察である。・・が、1人で行くのはつまらないので身近にいた邪鬼兄を強引に連れ出して(爆)同行とする。東大三国研の展示はなかなか面白く、会誌にしてもエンターテイメント性に優れ、早大とはまた違うノリが楽しかった。強いて挙げれば、爆笑三国志みたいなノリか?(違うか・・)
三国研視察のあとは、邪鬼兄と別れて本格活動を始める。そう。僕も教育学部なので、東大教養には非常に興味があるのだ。面白かったのは、化学や地学といった理科部の活動が盛んなこと。早稲田の理工展とも少し違い、高校の理科部がそのままシフトしたようなアットホーム的(?)雰囲気が部屋にはあった。うらやましいかぎりである。ビバ東大。
あと、個人的に一番感動したのはかるた会の競技カルタ。競技カルタは始めてみたが、何と言うか、「日本の伝統競技は美がある」と思ったのである。かるたのお姉さんが着てた桜色の袴がきれい・・というわけではなく、いや、それもあるが、一挙一動が良いのである。ピンと張り詰めた空気の中で読みあげられる上の句。一瞬の静寂のあと、風を切る速さでかるたをはじく腕。弓道にしてもそうだが、この静と動のミックス・・ここに美学を感じるのである。剣道も静寂の後、勝負は一瞬で決まる。居合斬りもまたしかり。そういえば、西部劇もこのパターンでしたね。


11月22日(木)

風邪をひいてしまった。熱ではなく、鼻と喉なのだが、塾講師のバイトには致命的である。薬を飲み、何とかごまかして授業を続けるが、声が明らかに違うので生徒に突っ込まれてしまう。講師の鉄則として、生徒に不安感を抱かせることは良くないことなのだが、風邪がばれてしまった。・・別に、生徒が僕を心配してくれること=生徒が抱く不安感ではない。風邪をひいた講師が「テストが近いから、風邪をひかないようにね」と指導するときに説得力がまるで無く、そこから生じる不安感が心配なのである。早く目に見えないレベルにまで治さねば。


11月21日(水)

目覚し時計が壊れた。というか、かならず40〜50分遅れるのである。タイマーを7:00にセットすると、実際に鳴るのは7:45くらい。6:20くらいにセットすると、ようやく7:00に鳴り出す。接触が不良になったのかどうか、詳細はわからないが、寝坊する目覚し時計なんて聞いたことが無い。朝に弱い持ち主に似てしまったのだろうか。


11月20日(火)

学校に行こうと思ったが、電車の時間が迫っているので慌てていたら、部屋の床に落ちていた新聞チラシで滑り、転倒した。が、転倒した拍子に伸ばした手が、キッチンテーブルの上に置きっぱなしになっていたパン切り包丁に当たり、跳ね上がったパン切り包丁が転んだ僕の上に落下し、後頭部を直撃したのである。パン切り包丁は先が丸くなっていて鋭くないため、痛かっただけで済んだが、もしこれが包丁だったらと思うとぞっとする。だって、日本一間抜けな死に方じゃないですか・・


11月19日(月)

数日前の朝日新聞だが、学級で飼育しているニワトリをしめてカレーライスにしようとしたら抗議が殺到?して中止になったとか。これに対する論評も、ニワトリをしめることは良くない派が多かったが、皆どうかしている。食事をする(特に肉を食べる)ことはすなわち、他の命を食べることである。それをわからせるためのニワトリではなかったのか。これだから偽善的保護者は嫌である。あと、すぐ強硬派PTAのいいなりになる教育委員会も。


11月18日(日)

・・初戦敗退。やはり道は遠かったか。再び育成プランを立て直すことにしよう。がっくり。


11月17日(土)

高校野球道の大会に参加登録を済ます。前作の時にはいくつかの大会でいいところまでいってはいたが、新作での育成としては初陣なので緊張することしかりである。勝てるといいなぁ。


11月16日(金)

友人の誕生日ということで、飲みに行く。・・が、友人の誕生祝なんて久方ぶりである。9月にもUG兄の祝いをやったが、別に誕生日その日にやったわけではないし、誕生日に贈り物をするなんて、本当に中学生のとき以来だろうか。逆に、僕は誕生祝をされたことがほとんどないのである。誕生日が8月30日で夏休みの最後に近い日であり、宿題に忙殺されて誰も聞いてくれなかったということもある。他にも、誕生日が正月とか、別のイベントと重なる人は少し寂しい気分になったことがあるのではなかろうか。


11月15日(木)

学校帰りにゲームショップの前を通りかかったら、ドラクエ4のでも画面が公開されていた。ああ懐かしい。やっぱり欲しい。発売してすぐに買うと僕のレポートに多大な影響を及ぼしそうなので、冬休みになったら買うことにしよう。ピサロは仲間になるのかな?


11月14日(水)

今日、豚トロというものを食べた。歯ごたえがあるのに、脂身のようにトロトロとしている。でも、トロトロとしているのにしつこくなく、飲み込んだ後にべっとりとした感覚が残らないのである。久しぶりに美味しいものを食べた。今度焼肉屋に行ったら、是非とも食べたいものである。ちなみに僕が食べたのはラーメン屋。
しかし、ここ数日を見返してみると、ここまで日によって書いてある内容の質と量が異なるとは・・


11月13日(火)

カノンのアニメ化ですか・・ふう。あんまり期待できないですね。東鳩みたいになるのならばある程度の評価はできますが、そもそもあの絵をアニメ化となると、結構絵柄が変わる予感もしますし・・やれやれ。


11月12日(月)

今週・来週と塾講師のバイトが週5日体制になるので、日曜と金曜以外は毎日帰宅が23時前後かそれ以降になる。なので、学校の予習・復習を考えるとサイトの更新が再び遅れる予感。とりあえず簡雍と羅憲は仕上げたいのだが。


11月11日(日)

お待たせしました。持ち物検査の続きです。1989年、浦和の高校で喧嘩が発生し、その過程で相手をナイフで刺殺する事件が起きました。ここで被害者側が「持ち物検査でナイフを没収していれば子どもは殺されなかった」と高校の責任を追及した裁判が起きたのです。その判決は・・

学校ないし教師がみだりに生徒の所持品検査を実施することは、生徒のプライバシー等の人格権を侵害する可能性が極めて高く、その教育効果に鑑みれば、高校教諭に事故発生の危険性を具体的に予測させるような特段の事情があれば格別、そうでない限りは、所持品検査を実施すべき義務まではないと解するのが相当である。

というものでした。これは「学校側に持ち物検査の義務はない」ことを示した判決ですが、「危険性の予測ができる」場合は持ち物検査を行ってよいと判断できます。・・ただ、教師側がどうやって、生徒の危険性を予測をするのかは疑問ですが。僕の理想としては、持ち物検査は無理にしても、金属探知機くらいは昇降口に装備して欲しいわけです。つまり、せめて銃刀法違反だけでも学校側で取り締まれるようにするシステムを望むのです。小・中学生のとき、周りにナイフやエアガンを装備している人がいませんでしたか?


11月10日(土)

高校野球道2で、やっと満足のいくチームが出来上がった。今月中ごろにはいろいろなサイトで大会が開かれるから、このチームがどのくらい勝ち残れるか腕試しをするにはもってこいである。赤い軍団の出動。


11月9日(金)

砂漠のバラ・・というものをご存知だろうか。砂漠のオアシスなどに析出した硫酸カルシウム(石膏)や硫酸バリウム(胃カメラのときに飲むやつ)がきれいに結晶化するのである。その形はまさにバラ。花びらではないのに、バラの花びらの形の結晶ができるのである。結晶というと方形や鱗片状のものはよく見るが、花びらの形なんてこれまで見たことが無かったので、本当に驚いた。これで透明感があったらもっときれいだっただろうなぁ。


11月8日(木)

ゼミ発表が終わった。前回は持ち物検査に流れてしまったので、今回は少し軌道修正。「心の教育」などというものはできるのかを論点にした。去年の9月頃の国民会議の中間報告で「奉仕活動」とともに話題になった「心の教育」である。
いまどきの子どもに、「○○は悪いことです。してはいけませんよ」「はーい」なんて授業ができるわけが無く、本当にわからせるにはどうすればいいのかが問題である。


11月7日(水)

うふふふ。・・いや、別に怪しい人じゃなくて。
今日、学校帰りにふらりと立ち寄った大久保の中華ショップで、ついに念願の「諸葛亮」を手に入れたのです。三国研の間では「功夫諸葛亮」として認知されていたドラマ。一週間のレンタルですが、思わず全巻借りてしまいました。帰宅してビデオデッキに挿入する。始まるオープニング。ああ、5年前に早稲田祭で見たものと同一です。諸葛亮がスピンしながら空中10mまで飛び上がり、竹を真っ二つにしています。感動。


11月6日(火)

時間が無〜い。塾の授業のことである。うちの塾は月に1回模擬試験を行っており、試験の実施に授業1回、それの解説に1回かかるので、本来の授業ができる回数が2回減る。さらに、中間・期末テスト近くになると定期試験対策用の時間割になるので、通常クラスと編成が異なる。結果、通常クラスでの授業回数はさらに減り、何が「通常」なのかわからなくなってくる。そうなると50分授業の間に僕がやりたいことはありすぎて、とても足りないくらいなのである。自分が学生のときは50分が長く感じたものだが、講師の立場になってみると50分は非常に短い。90分欲しい。立場が変わって始めて、相手の立場がわかるとはこのことである。


11月5日(月)

掲示板で話題に出した持ち物検査の件であるが、僕がこれを主張するには理由がある。まず、学校内で起こる問題は全て、いじめや問題行動でくくられてしまい、犯罪と認識されないことである。万引きやカツアゲは確実に犯罪行為であり、学生であっても直ちに学校側は警察に引き渡すべきであると思う。学校はその辺の認識が少し甘い。大学みたいに警察を入れまいとするくだらない自治精神があるのだろうか。
ちなみに僕がいじめ=犯罪との認識を強めたのは1999年に名古屋で起きた5000万恐喝事件である。死亡者が出ていない分救われるが、犯人の行動パターンは中学生のそれではない。子どもだから・・はもはや通用しないレベルである。「大人っぽい」犯罪といえば、1998(確か)年に板橋で起きた事件も心に残っている。中2の男子が自分の借金を返済するため、彼女である中3女子に売春をさせて売上を全部吸い上げていたのである(逮捕理由は淫行させた罪)。どこぞのヤクザではなく公立中学の生徒である。
学校内で犯罪が起こる可能性はもはや低くない。そこで、一般常識レベルの規制を行うのは必然である。これが僕の説得論点である。公道でナイフをちらつかせて歩いたら逮捕されるが、学校内だと許されて良いのだろうか?


11月4日(日)

エキスポ2日目。来場者累計は150人を超え、会誌も25部以上売れたようである。僕が想定していたよりも遥かに盛況したといえよう。忙しいところを来て下さったお客様や、冷やかし激励に来てくれたおれさま大兄・UG兄・水無海兄らOB陣に感謝。会誌を買ってくれた人はさらに大感謝。そういえば今月末あたりは東大でも学園祭があるようだから、見に行ってみたいものである。


11月3日(土)

早稲田エキスポ初日。公開時間が始まってもまだ施設が完成していなかったものの、僕がトイレから戻ってきたらお客さんが2人はいっていた。しかも会誌を購入してくれた。今年刷った会誌は50部。内部向けを差し引いても、客用に35部も刷ったことになる。これを1冊300円で販売するのである。絶対赤字になる。・・とおもっていたが、初日だけで16部も売れた。彼らは実は商法が上手いのだろうか。この分だと完売御礼するかもしれない。
本日はOBとしてここの掲示板にも書き込んでくださったことのある傍亜門大兄が来訪。お仕事の都合で今日来たとのこと。明日はもっと多くのOBが来るのであろうか。久しぶりに諸先輩方にお会いできるのが楽しみ。


11月2日(金)

いよいよ明日からワセダエキスポが開催される。僕も2日間とも協力しに行く予定である。ノートパソコンでも持っていって、待機時間にレポートでもやっていようかな?何だか、遠足の前日の子どもの気分で、全然眠くならないのである。明日は8時集合だというのに。


11月1日(木)

本日はゼミ発表があった。僕の発表はいじめ対策としての管理強化は是か非かを論点としたもの。ちなみに僕は管理強化賛成派である。・・が、教育学部には女子が多いせいか持ち物検査等に生理的に拒否反応を示すものが多く、ゼミ生の大半が反対派にまわってしまった。ちなみに僕以外の賛同者は2人とも男子だった(発表途中で頷いていたから多分賛成派なのだろう)。
が、そこで燃え上がるのが僕。議論の場なので、敵は多ければ多いほど楽しいではないですか。そこで大論陣を展開して、反対派のリーダー格を条件付き賛成派に転向させ、他の反対者も黙らせるほどの勝利(多分)を得た。時間がきたので完全勝利とはいかなかったが、来週のゼミで続きをやり、反対派を完全に一掃する予定。いやあ気分爽快。もっとも、先生には「君は古い考えだね」と笑われたが(ちなみに先生は今年で70歳・・)。

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