沈思黙考

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12月31日(月)

僕の人生が大きく変わった2001年も今日で終わり。で、朝起きると妹が「ドリキャスどこ?」と聞いてきた。何でも「Summer編をまだ見てないから、AIRがやりたい」とのこと。確か去年の大晦日はKanonの栞シナリオをやっていた気がするなぁ(僕はその隣で塾のプリントをつくっていた)。大掃除もロクにしないで朝からAIRとは許せぬ。誰が貸すものか。

・・・・・・結局、僕はSummer編を見ながら掃除。去年と非常に似た年末を過ごすことになってしまった。今年は風邪ひいてないが。


12月30日(日)

日曜日なのに塾があった。受験生はその年だけだからいいけれど、講師は毎年あるから大変である。・・毎年同じネタを言っている気がするが、ある意味サイクルが安定している人生とも取れるので良しとしよう。
で、塾で栗饅頭が差し入れに出てきたのだが、栗饅頭は頭の部分が茶色に塗ってある。あれは栗の形をモチーフにしているのだろうが、あの形をしているから栗饅頭なのか?それとも単純に栗が入っているから栗饅頭なのか?くだらない内容で悩み、広辞苑まで引いてしまった(確か納得いく内容は載っていなかった気がする)。昨日の一軒といい、最近どうも変だ。脳細胞がいかれてきているのだろうか。


12月29日(土)

Folder5が最近流行していると聞き、「そうだね、最近はレトロブームだからね」と答えた。「え?」と聞かれたので、「ほら、ビートルズとかかぐや姫も一時的に再結成したりしてるし・・」「は??」
何だか話がかみ合わない。
→答え。僕はFolder5とフィンガー5を勘違いしていた(汗)


12月28日(金)

この時期になると都会から人が減るせいか、空がものすごくきれいになる。北赤羽の駅から見える富士山も、他の季節に見るときと比べてクリアに見える。塾の帰りに空を見上げたら満月に近い月がくっきりと輝いている。月があんなにきれいだったものとは。昔の人が月に魔力を感じ取ったのも無理は無い。空気も当然清んでいただろうし、昔の夜空の月はどんなものだったのだろうか。


12月27日(木)

最近五銖銭にはまっている。大学の教職の授業の先生が中国史の先生のため、「外国史」というタイトルのくせに中国の話しか出てこなかった。しかも秦漢期の話がメインである。秦水徳説批判とか始皇帝の遺跡の話をやったりしたのだが、僕みたいに中国史が好きな人ならともかく、そうでない人には辛い授業だっただろう(その先生には、実は高校のときにも中国史(授業名は世界史)を教わった)。
今気になっているのは、五銖銭の成分の問題である。銅の精度、混合物としての亜鉛や錫の比率など見ているとわくわくしてくる。


12月26日(水)

冬期講習が始まる。授業時間だけで9時間30分。予習時間を考えれば、プラス3,4時間は必須である。結果、9時に家を出て夜の10時過ぎに帰宅する生活。社会人を考えれば大したことが無いが、学生生活を基準に考えると忙しいことこの上ない。たまっている手紙書きと、大学の冬期のレポートをどうするかを全く考えられない状況である。給料は増大するが、金あれど暇無し。その逆とどちらがよいかは疑問であるが。


12月25日(火)

明け方までテキスト作成に追われ、大学にいって教授と面談し、塾に行って授業をしてクリスマスは終わった。生徒にプチケーキを振舞ったことと、夕食がちょっぴり豪華だったことが僕のクリスマス。まあ、幸せなんてそんなものですね。


12月24日(月)

今日は1日教材作り。本当は董荼那の更新をしたかったのであるが、テキスト作りに難航しているのでパス。ここにネタを書く余裕も無いので、沈思黙考もパス・・


12月23日(日)

サークルの納会があった。いやいや、素晴らしきかな。人数は減ってきてはいるけど、その分少数精鋭(?)ということもあるし、まだまだサークルの灯が消えることはなさそうである。しかし、新幹事は僕と4年差か・・時が経つのは早いものだと実感。
一般に、人は年をとればとるほど時間の経過を短く感じるという。小学校の頃の夏休みは長く感じたが、今はもう・・といった具合に。確かに、年をとればとるほど相対的に一年の割合が減っていくわけなので、理論的にも説明できるのだが、実際に体感的に理解できるようになってしまうと何だか悲しいものがある。


12月22日(土)

塾の冬期講習用のテキストを支給されたが・・使えない。あの教材は何だ?確認問題から発展問題へ難易度のインフレが激しく、中間レベルの問題が無い。アレだと生徒の二極分化が起こってしまう。類題演習も少ないし、「かなりできる生徒」向けの教材である。僕の担当するクラスはそうでもないので、あの教材をメインにしたら破綻してしまう。だから急遽自分でオリジナル教材を作ることを決意。大変だけど、宣言したからには頑張らないと。


12月21日(金)

カノンアニメの作画を見たが、名雪は顔も声もシャオですね。まあ、作画スタッフがそのまんまだから仕方ないのかもしれませんが、何とかならなかったものか(その前に、原画が原画だけに・・ということもあるが)。同様に、祐一や舞は出雲と翔子ですし。キャストがDCとほぼ一緒と言うのがせめてもの救いと言えるでしょう。でも、佐藤朱よりは小西さんが良かったなぁ。


12月20日(木)

よく現在の教育は暗記中心といわれ、批判の的になっている。詰め込み教育の批判から、漢字の書き取りや計算ドリルをやらない学校もあるようだが、それは納得が行かない。考える力や応用と言うものは、基礎となる知識があるから応用できるものであり、知識が無い状態でそれを応用することができるのであろうか。材料が無ければ加工はできようはずが無いのである。必要最低限の暗記は必須だと思うのだが。とりわけ、小学校低学年のうちにやるほうが効果が高いはずである。


12月19日(水)

夕刊を読んでいたら、ラディン一派が潜伏していた洞窟からビデオテープが見つかったとか。RPGか?
もしこれが証拠テープ第2弾とかだったりしたら、驚きを通り越して大笑いである。そんなに都合の良い話があるのかと。まあ、アメリカの公式発表なんだから本当なのでしょうなぁ。勝てば官軍という言葉もありますし。


12月18日(火)

今日は妹の誕生日なんだから、何かしてあげなさい・・と親に言われたので、何にしようか思案する。洋服やオシャレ系小物には一切興味が無いから、食事に誘うほうがいいのか。むしろ、実用的なものとして冬コミ用の資金援助の方がありがたがられるのか。
とか考えながら聞いてみたら、目覚まし時計が壊れたから、100円ショップで買ってきてとのこと。低予算。が、それも気が引けるので、時計屋(?)に行って、ちゃんとした大音響の鳴る目覚ましを買ってこよう。


12月17日(月)

レポートを書いていたため徹夜明け。気合を入れて、昨日の夕食後からカリカリ書いていた(いや、キーボードに打ち込んでいた)ら、気づくと原稿用紙20枚近くの大作になっていた。レポートは量も大事だが、むしろ質。枚数だけ多くても、内容がヘッポコなら何の価値も無いので、必死になって最初から読み直す。とりあえず自分の中では満足。
これで、少々足りない出席点をリカバーできるといいのだが・・


12月16日(日)

寒くなってきたので部屋の大改造。うちはボロアパートであり部屋の構造の関係で、エアコンを置ける部屋が僕の部屋しかないのである。なので、夏と冬は僕の部屋に家族全員が集まって寝ることになる。プライバシーもへったくれも無い、昔の日本の家族みたいですね(別に文句があるわけではないのだが)。そこで布団1枚敷くのがやっとという汚い部屋を、布団3枚が敷ける部屋にするために掃除や模様替えをする必要があるのだ。夏と冬の恒例行事とは言え、骨が折れる作業である。ちなみに、冬が過ぎると布団3枚を敷かなくて済むようになるため、自然と部屋が布団1枚レベルに散らかってくる・・(汗)


12月15日(土)

道を歩いていたら、突然風が吹いて、隣ではためいていたレンタカーの店の大きな旗が倒れかかってきた。すぐに避けたので別にぶつかりはしなかったし、痛くも無かったのだが、「これは陰謀じゃよ〜!」・・ではなく、旗が突然倒れかかるということが現実にあるのだなぁと感動した。孫堅や劉備など倒れた旗で吉兆(というか大凶だが)を占ったが、これは天の啓示であろうか。このまま道を歩くと、呂公の伏兵が岩を落としてきたり、曹操軍が攻めてきたりするのだろうか。
実際そんなことは無かったけど、上のような考え事(妄想ともいう)をしながらノロノロ歩いていたせいで、バイトに遅刻しかけました。これが凶兆か?(因果の順が逆だけど・・)


12月14日(金)

カノンのアニメが1月30日からだそうで。ちょうど学校のほうもテストの時期の終盤なので、比較的精神的に落ち着いて見られそうである。うちのビデオが調子が悪いので、できることなら生で見たいなぁ。でも、深夜の放送だから、翌日が試験だと辛い。アニメとテストのどちらを取るか、これが問題なのである(良い子は迷わずテストをとるべし)。


12月13日(木)

構想が練られてきたので、魏延の野望2の作成を手がける。今度はBGMつきである(意味なさそう?)。クイズを考えているときにBGMを聴くと集中力が鈍る人もいると思うが、それも狙いである。騒音くらいで鈍る神経ならもともと大したことが無い・・もとい、訓練して図太い集中力を身につけることが大事なのである。うちも国道17号や環状8号線といった大通りが近いので、夜中でもトラックや暴走族が走るため騒音の中で生活している。悪い環境でも生きられるのは大事である。


12月12日(水)

先生が苦笑していたことだが、大学1年生のレポートで考察課題を出したところ、やたらと分厚いレポートを出したとのこと。が、よく見てみるとそれらはインターネット上の化学サイトからコピペ・・どころかページそのものを印刷したものを束ねたものだった。で、主要部に下線がひいてある。参考文献から丸写しするのはともかく(僕も強くは責められない・・笑)としても、せめて自分で書くとか、自分なりに変更するとかしても良さそうなものである。最近の学生はそこまで面倒くさがりになったのだろうか。


12月11日(火)

以前、湘南新宿ラインの走り出しが快適だと述べたが、高校の先生と話す機会があったときにその理由を教えてもらった(僕は鉄研ではありません。先生が鉄研)。人間が加速したときに不快に感じるのは加速度4.0が境らしい。それより小さければあまり「揺れた」ことが気にならないそうな。東京の某私鉄では加速度は3.5や3.2にしているらしい。が、加速度を遅くするということはトップスピードに達する時間が長くなることを意味し、時間がかかる。すると駅間隔が短い場合はダイヤを乱す原因になってしまうので、私鉄によっては加速度を高め、揺れる代わりにスピード優先というところもある。湘南新宿ラインの場合、体感的に3.2よりも小さいだろう。これも駅間隔が長い(恵比寿〜横浜間の平均駅間隔は5Km以上)からできることである。


12月10日(月)

高校野球道の大会に参加するも、再び初戦敗退。先は長い。
これまでのEXシリーズと異なり、選手の能力の違いが明確にならなくなった。これまでは能力Sの選手とAの選手では明らかに違ったため、2ランクも違うと確実に完封勝ちやコールドができた分、同じ能力の場合は0−0の試合がほとんどだった。それに対し、今回はあまり能力の違いの差がないような気がする。なのでオールBチームでもSチームに勝てたりする。番狂わせが多くなったということである。チームの実力を知るには、トーナメントより、リーグ形式のほうがいいなぁ。誰かリーグ形式のを早く開催しないかな・・


12月9日(日)

大学1年の冬に生協で割引購入した正史三国志8巻セットであったが、長年愛用しているうちにカバーは擦り切れ、ページもところどころ糊付けが取れてしまっている。それだけ使用しているということなのだが、とりわけ蜀書の5巻と索引のある8巻の傷みが激しい。5巻にいたっては途中で敗れ、蜀書前半と後半に分かれてしまっている(笑)。こういう場合はすぐに処分して、古本屋等で新調したほうが良いのだろうが、愛用していた本を手放すのに抵抗を感じ、不便ながらも使い続けている。部屋の片付けが進まないタイプである。掃除のときに割り切って物を捨てられる人の精神構造が凄いと思う。


12月8日(土)

よく日本の教育は受動的で、アメリカのそれは進歩主義(自己主張)といわれる。「だから日本はダメなんだ。もっとアピールを」と叫ぶ教育関係者も多いが、はたしてそれはどうなのだろうか。社会を構成する上で、主張も大事だが、我慢というものも大事である。意見がぶつかった場合、自己主張がぶつかるとどうなるだろうか?結局は勝った者勝ちとなる(日本にも、勝てば官軍という言葉があるが)。
そう考えてみると、日本の文化は比較的敗者に寛容な気がするのも肯ける。タリバンをめぐるアメリカとアフガン連合の温度差も、この辺に原因の一つがあるような気がする。


12月7日(金)

ハンムラビ法典に面白い一節がある。「ビールを水で割ったり、混ぜ物をして売った主人は、自分のビール樽で溺死の刑」というくだりである。ビール樽で溺死というのは、さすが「目には目を」の法典らしい。当時からビールは民衆に広まっていたのであるが、ビールを薄めて出したりする悪質業者が当時からいたというのも面白い。
ところで、高田馬場に「せ○○という居酒屋があるのですが・・(以下略)


12月6日(木)

脱税。節税とは違う。
よく「法律とは、これをしてはいけない。ではなく、ここまではしていい。の指標である」という言い方をされる。法律に書いてあるギリギリのところなら節税。超えれば脱税。親戚に会計士がいるのでその辺の話はたまに聞くのだが、ハッキリ言ってくだらない。税金対策という仕事はそんなにくだらない仕事だったのか。「違反すれすれ」まではOKなんて子どものいいわけじゃああるまいし・・


12月5日(水)

空を見上げると大きなオリオン座が見える。よく理科のテキストなどにも書いてあるオリオン座だが、実際に見てみると、テキストに書いてあるそれと比べて遥かに大きい。始めて見たときは「オリオン座はこんなに大きかったのか」とため息が出るくらいであった。書物に書いてあることを理解するのも大事だが、百聞は一見にしかずとはまさにこのことである。実際に体験しないとなかなかわかってもらえないこともあるだろう。
最近の中学校では実験をする先生が少ないという話を聞き、懸念を感じる今日この頃である。もっとも、実験するどころではないくらいクラスが荒れているからなのかもしれないが。


12月4日(火)

大学受験の数学の問題を解いていて、自分の力が以前と比べて(いつだ?)遥かに落ちていることに気づく。確かに教育のほうに来てから数学や理科に無縁な生活を送っていたが、ここまで勘が鈍ってしまったというのは驚きである。よく帰国生の人が英語の力が落ちたと嘆いているのを聞いたことがあったが、人間の能力はやはり継続しないとガクンと落ちるものなのである。来週になったら、昔の教科書でも紐解かないと・・


12月3日(月)

向こう3年先までの人生設計を今年の3月までに決定しなければならないことが判明して悩む。場合によっては大阪・京都に一人暮らしということもあり得る。大阪の高校で生徒を教えるのは怖いよ〜(偏見)。「何やっとんねん」とか生徒に突っ込まれるのかなぁ?(さらに偏見)できればこのまま関東の大学院に行って、関東の学校で教えたい・・


12月2日(日)

夕食を食べ終わったあと、先日も述べたjpeg→gifへの変換作業を続ける。まず漢字jpegのもとになったbmpを呼び出してgifに変換。続けて各フォルダ内にセットして、サイト中の漢字画像のリンク先を○○.jpgから○○.gifに一個ずつ変えていく。やっと終わったのが日付も変わった深夜3時。いじったファイルは合計400近くになった。もう腕が疲れました・・おやすみなさい。あとお手数ですが、リンクミスで表示されないところがあったら、掲示板に書いてください。多分全部チェックしたとは思うのですが・・

追記。昨日書ききれなかった話。湘南新宿ラインの新型車両のウリは加速時のスムーズさである。通勤・通学列車に慣れている人ならわかると思うが、普通の列車は発車するときにどうしても加速度の関係で体がガクッと揺れる。それが新型車両の加速は丁寧で体がまるで揺れない。新幹線なみである。これはなかなか良かった。さすがに減速時に体が揺れるのは仕方あるまい。


12月1日(土)

プチ旅行に出かける。というか、湘南新宿ラインに乗って横浜に行っただけですが(しかもすぐ帰還)。僕の記憶が確かなら、昭和48年のダイヤ改正以来、東京の山手線を南北に貫通する列車(旧国鉄)は存在しなかった。京浜東北線は昔の国電、快速ホリデー号は休日のみなので一般の列車とはいえない。上野発黒磯行きや上野発四ツ倉行き、東京発沼津行きなど、長距離普通列車は全て山手線内でいったん打ち切られ、これらを一本で結ぶ長距離列車は無かった。

・・が、湘南新宿ライン開通により「籠原発小田原行き」や「黒磯発大船行き」が誕生したのである。昭和48年からどれだけ貫通列車を待ちわびたことだろう。涙の復活。万歳。(ちなみに僕は昭和52年生まれだが、鉄魂は昭和20年生まれの父を引き継いでいるのである)
最近いろいろとあって胃が痛かったのだが、新宿ラインに乗ったことで全てが吹き飛んだ。それにしても、車内には鉄ヲタがあふれていて迷惑だったなぁ。え?僕?僕はフロントに陣取ったりせず、おとなしく最後部車両で後ろの景色を眺めていただけです。

「貨物線が使えたら、って思ったことないかなぁ?」

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