沈思黙考

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4月29日(火)

どんなに忙しくなっても、一週間に一回は更新しようと思っていたのに、下の日記を見るに、10日も放置してしまったらしい。反省。

さて、先日テレビを見ていたところ、妙な生物が紹介されていた(つけた瞬間、フカヒレの映像が出ていると思っていたら、ナメクジの体の拡大画像だった)。が、そこで気になるテロップが。

「これは、カタツムリとナメクジの中間にあたる生物で・・」

え?ナメクジとカタツムリの中間??

殻があるのがカタツムリで、無いのがナメクジだと思っていたのだが、その中間って・・

調べてみたところ、コウラナメクジというらしい。昔あった甲羅が退化したとの事。ナメクジもなかなか可愛いものだ(野菜を荒らされる人は、そんな悠長なことを言っていられないだろうが)。


4月18日(金)

何だかこう、モヤモヤとするものが頭の中を駆け巡る。言いたいことがあるのに、それを表現できない己の無能さ。そして、言いたいことをまとめようとすることもできないほど忙しい日常。
時は金なりという言葉がある。意味はちがうが、お金を出して変えるものなら、時間を買いたいくらいだ。


4月11日(金)

再来週の三国志研究会の例会にOB登板することになった(まだやっているのか・・)ので、新入生向けのレジュメを作成。秘蜀分析に先行掲載することにしました。基本コンセプトは「新入生に対して、正史入門的な正史レジュメを作る」ことです。

初心者でもわかりやすい内容で、でも、中級者以上にも面白く感じてもらえるレジュメ。難しいところですが、とりあえずアップしてみました。言葉づかいがやたら馬鹿丁寧ですが、新入生向けのガイダンスみたいなものも兼ねているので、ご了承ください。
新入生の気分になって、ここがわかりやすいとか、ここは初心者は知らんだろうというツッコミがあったら掲示板にお願いします。
そういえば、新入生でうちのサイトを見ているという人もいましたが、別にいいや(笑)。その人は予習できたということで。


4月10日(木)

エリート育成を目的とした教育と、大衆の啓蒙のための教育。どちらも重要である。前者が無いと国の経済は発展しないし、後者が無いと国の文化が発展しない。
人には個性があり、多種多様な能力を有しているのだから、その生徒に即して能力別クラスを設立することは重要ではないか。最近ようやく公立学校にも浸透してきているが、まだ偏光した平等教育思想の持ち主が現場にいるせいか、全国的には広まっていないようだ。
真の平等とは機会の平等であり、結果の平等ではない(というか、結果の平等は社会主義的ですな)。

来年までに、結果の平等主義者を論破し、能力別クラスを導入できるだけの説得力と論理構成力を頑張って身につけなければなるまい。
ただ、新任講師のうちは発言力は無きに等しいと思うので、5年から10年かけて改革の下準備が必要かな・・
造反有理!


4月9日(水)

雪女という妖怪がいる。何でも、雪山で若い男の精を吸い取ってしまうとか(ラフカディオ・ハーンの雪女は別パターンの伝承だが)。僕は福島で育ったせいか、雪女というとハーンのそれよりも、最初に述べたサキュバスのような妖怪を連想してしまう。
まあ雪女は空想の産物なわけだが、火の無いところに煙は立たずともいう。雪女の伝承も、何かしらの事実が広がったものなのではないかと思い、妄想をはたらかせてみた。

一般に人間は体温が低下すると、34℃くらいで意識障害・感覚鈍麻・幻覚等の中枢神経障害が見られるようになる。また、映画「八甲田山」にもあるが、凍死者はときに服を脱いで死んでいることがある(これはアドレナリン酸化物の幻覚作用だとか、体温調節中枢の麻痺による異常代謝のせいだとか色々説があるそうだ)。そして、死後の人間は筋肉がゆるんで尿や精液を漏らす場合がある・・・

上のファクターを合わせるとどうなるか。

”雪山で遭難した男が体温低下により、神経障害を起こす。幻覚を見るなど恍惚状態のまま服を脱ぎ、死に至る”

この死体を発見した者の視点はこう。
”山小屋で男が凍死していた。男は冬なのに、何故か裸で恍惚な表情を浮かべて死んでいる。しかも精液も垂れ流し”

ここから「男から精を奪う雪女」というイメージが生まれたのではないだろうか?


4月8日(火)

アニメ版横山光輝三国志を毎週欠かさずPCに録画している(アニマックスでやってる)。が、ここで重大な事実に気がついてしまった。

第1話で劉備は寺子屋の先生みたいなのをしており、生徒に香蘭という5,6歳(に見えた)の女の子がいた。このオリジナルキャラは待遇が良くて、劉備三兄弟の桃園の誓いにちゃっかり参加し、ナレーションでも確か「劉備・張飛・関羽そして香蘭」と言っていたような気がするので、劉備と香蘭はここで義兄弟になったわけだ。

そして時は流れ、香蘭は成長し、劉備のもとに劉備母の死を知らせるとともに、(母の遺言により?)劉備と結婚する。このまま彼女が阿斗を産むので、横光アニメでは甘夫人=香蘭となる(ちなみにCVは井上喜久子)。

・・ちょっと待て。第1話からのアニメの展開をよーく考えてみる。

アニメ版の劉備は教え子で義妹で20以上も年下の人と結婚してます。

確かに最近ゲーム業界(一部のジャンル)では妹が流行しているようだが、横光三国志は今から10年以上も前に、教え子というオプションまでつけて放映していたことになる。まさに予言者と言えよう(また馬鹿なネタをふってしまった)。


4月7日(月)

今日、バイト先の塾に、今年大学に入学した男子学生がバイトの面接にやってきた。そして一言。

「あれ、伊比先生まだいるんですか!?」

その人は、僕が今の塾でバイトを始めたとき、初めて担当した中1クラスの子だった。バイトを始めたときの中1が、もう大学1年。そりゃあ僕も年をとるわけですなぁ。というか、たしかに「まだいるの?」といわれても不思議ではない。普通学生講師は2,3年でいなくなるのだから。
彼には僕が担当してきた業務の後継者になってもらいたいなあ。


4月6日(日)

思うに、数学は体育に似ているのではないか(つまり、数学は実技科目ということ)。

数学の公式をいくら知っていたところで、実際に計算ができなければ全く意味がない。公式だけ覚えていても、テストのときに全く計算ができないという人もいるだろう。それは、まだ公式が完全に身についていないわけだ。
先日、高校生を教えるために久しぶりに高3の数学(極限とか微積分)を開いたのだが、見事に忘れていた。が、問題を実際に解いているうちに、不思議なことに手がスラスラと動くのである。忘れているはずなのに、計算をしていると手が勝手に計算を解いていく。高校生のときに身につけた計算技法を体が覚えていたわけである(考えるより先に手が動くということか?意味が少し違う気もするが)。
数学を身に付けたくば、類題を最低10問は解く必要があろう。投げ込みや素振りと一緒。数をこなさないと身には付かないのである。

余談ながら、高校生の数学だと、細野先生のシリーズが名著だなぁ。あの先生はいずれ、P.フランクルや秋山仁のような良いエンターテイナー的数学者になれそうな気がする。


4月5日(土)

掲示板の方で「蜀将のベスト5を」という書き込みがありました。こちらの多忙で無期延期になってしまったのですが、ちょっと言い訳を。
実は、僕は「ベスト○○」を選出するのが苦手なのです(学校・塾のテストみたいに数値化されたものはいつもトップ10を壁に掲示していますが)。人の功績は数値化できないもの。それを数値化しようとすると、どうしても考察者の主観が入ってしまいます。そして、僕は主観や感情といったものが嫌いなのです。

あと、「ベスト○○」には嫌な思い出があるのです。僕がサークルの現役会員で会計を務めていたとき、○○○○○社というところから原稿執筆の依頼があったのです(98年頃?)。曰く、「また三国志がブームになりつつある。そこで軍師や参謀にスポットを当てた本を作りたい」と。イメージとしてはサラリーマン向けのPHP的な本でしょうか(当時の僕の勝手な印象。実際は違いました)。

「そこで、あなた方には三国志に登場する軍師・参謀を紹介して欲しいのです」
「わかりました。紹介文を書くのですね」
「はい。軍師を100人ほどお願いします」

はあ?100人!?

当時出ていた三国志ゲームの登場武将が500人ほど。するってーと、5人に1人を軍師にしろと・・

仕方ないので軍師ベスト100を数人で分担して書きました。無茶な企画でも編集さんには逆らえませんし。
とりあえず「主君に意見をした者は全て軍師」という無茶な定義をこしらえて軍師を100人まつりあげたわけです。劉禅に降伏を進言した[言焦]周もとりあえず軍師です(すみません、郤正は僕の趣味で入れました)。古本屋で見かけるたびに赤面する一冊です。原稿自体は消すのが勿体無いので、PCのマイドキュメントに保存してありますが・・

と、いうわけで「あなたのベスト○○は?」という質問は苦手なのです。掲示板にリクエストをしていただいた方には申し訳ないのですが、こういうことなので、勘弁して下さい。


4月4日(金)

サークルの新歓花見に仕事が終わってから顔を出す。おお、三国研の裏の伝統を引継ぎし者がいる(むしろ、そんなんばっか)。こら、そこ。何を18歳未満の者に18歳以上推奨の話をしておるか。今年のオプションは鍵と葉っぱか。さすが幹事長の徳の賜物。
文章がいい加減ですが、徹夜明けで多少酔いもあるのでこれで勘弁。


4月3日(木)

イラクの次は何処だろう? 北朝鮮よりもむしろイランやシリアあたりが標的なのだろうか。アメリカのように仮想敵国を実際に作って戦争しないと気がすまない国は、最終的に何処にたどり着くのだろう。
アメリカの「テロ根絶」という方針には納得しよう。ならばついでにイスラエルのテロ組織にも鉄拳制裁を加えて欲しい。それができたならば、僕はアメリカを認める。が、現実にはアメリカにはイスラエルに手を出す度胸はない。長い間流浪の生活を送ってきたユダヤ人に同情はするが、だからといってテロ行為が許されるわけでもない。
イラクのテロとは戦うが、イスラエルのテロは放置というのでは、誰がアメリカを支持しようか。相手によって道理を変えるのは宜しくない。


4月2日(水)

この前、雪苺娘(ゆきいちご)というお菓子を発見した。「ああ、なんだか名雪みたいだなぁ・・(馬鹿丸出し)」と思い、帰宅して妹に「そういえば雪苺娘っていうお菓子を見つけたんだけどさ・・」とふったところ、「名雪みたいとか言わないでね」と機先を制されてしまった。
馬鹿兄決定。


4月1日(火)

履歴書を書くにあたって自分の人生を振り返ってみる。

中学一般受験→失敗。高校一般受験→合格。大学・大学院→推薦入学。大学院休学&中途退学。大学社会人入学&留年。

一般受験・推薦・中退・留年・休学と一通り揃っている。あとは留学と再入学をすれば、事務書類の項目に記載されている事項をすべて経験したことになる(別に狙う気はないが)。
おそらく今年で長かった、もとい長すぎた学生生活にもピリオドを打つことになろう。来年はどこかの中学校の教壇に立つことができれば良いのだが(この前、公立中学から数学の非常勤のお誘いの電話があったのだが、僕の免許は理科であり数学ではないため、断らざるを得なかった。声をかけてもらえるなんて千載一遇のチャンスだけに残念・・)。

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